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早大・応武監督「西武のクソバカたれ」

 西武がアマチュア2選手に「栄養費」の名目で金銭を供与していた裏金問題は10日、2選手のうち1人が早大の現役野球部員であることが発覚。これを受けて、早大の応武篤良監督(48)が沖縄・浦添市の浦添市民球場で応対、真実を知らないとしたうえで、西武を痛烈に批判した。

 西武のスカウトがアマチュア2選手に対し金銭を渡していた裏金問題。そのうちの1人が早大の現役部員であることが発覚した。この衝撃の過去に、応武監督は口角泡を飛ばした。

 「事実を知りません。寝耳に水で意味がわからない。西武のクソバカたれはなんてことに巻き込んでくれるんだ。冗談じゃない。社長がここ(沖縄)に来て土下座しても許さない」

 同監督の怒りはこれだけにとどまらない。金銭供与を受けたとされるのは早大の野手であるA選手。西武から計1025万7800円の現金が与えられ、05年6月に12球団で申し合わせた「倫理行動宣言」が採択された後の同10月まで支払いが続いた。

 「やめようという話になってからも続けていたんだから、西武は球団を持つ資格がない。西武は球団をやめなさい」

 不正なスカウト活動を行っていた西武を一刀両断。前日9日の西武の記者会見後からこの日の夕方まで、西武からの接触はなく、「(今後)西武と早大の関係も当然ありえない」と事実上の決別宣言を下した。

 早大は現在、沖縄・浦添でキャンプを張っているが、A選手は東京に残留。16日の帰京後にも応武監督自ら事情聴取を行い、早大側もこの日、来週中に調査委員会を設けると発表した。A選手同様に西武から金銭を渡されていた東京ガス・木村雄太投手と同じく「会見の形になると思います」(早大広報)

 早実・斎藤佑樹投手(18)の入学で再び脚光を浴び始めた東京六大学野球。「これだけ斎藤の明るいニュースがあって、大学野球が盛り上がっているのに、こんな水の差され方は怒りがおさまらない」。

 そう苦言を呈した応武監督だが、A選手へは同監督がコーチに就任した04年の入学時から金銭が渡されていた。またA選手はスポーツ推薦で入学しており、その入試までの過程で、西武との密接な関係を早大関係者は本当に把握していなかったのか。今後は、こうした点の有無も明確にする必要がある。

 前回の一場問題では同投手は退部し、明大の別府総監督(当時)は辞任している。今後、早大側にも責任問題が波及する可能性はある。

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